カーボングラファイト加工

MANUFACTURING

用途や目的に合う製品を、ご要望の形状と精度で製作します。

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カーボングラファイトの特徴

カーボングラファイトは耐熱性や電気伝導性、耐薬品性などですぐれた特性を持つ工業用素材です。
主な特性としては次のものがあげられます。

  • 耐熱性にすぐれ、
    高温で強度が
    増大する
  • 耐熱衝撃性に
    すぐれ、
    熱変形が小さい
  • 電気伝導度、
    熱伝導度が高い
  • 耐化学薬品性に
    すぐれる
  • 自己潤滑性があり、
    金属やガラスに
    濡れない

加工法

カーボンは非常に脆いため、欠けや割れが起きやすい素材ですが、最適な加工方法の選定や手順の検討、形状に合わせて治工具を自社製作するなどエンジニアの創意工夫のもと、ご要望の形状や精度を実現いたします。当社では機械加工エンジニアが、材料の準備からプログラミング、加工、検査まで一貫して、責任を持って進めていきます。

旋盤加工
普通旋盤、NC旋盤を使用して丸棒や円板・円筒、曲面や各種ネジなど様々な旋削加工を行います。機械毎の特性を把握してその特長を活かすことにより、寸法精度と振れや歪みがコントロールされた製品を生産しています。
フライス
(マシニングセンタ)
加工
マシニングセンタは主に角型材に連続して切削加工を行います。適切な治工具の使用と欠けや表面の粗さを抑える加工手順の組み合わせにより、寸法精度はもちろん面粗度や幾何精度の要求にも応える製品を生産しています。
複合機加工
NC旋盤とマシニングセンタの機能を兼ね備える複合加工機。円柱から角形を削り出し、らせん溝や斜穴、数種類のネジ穴など、多様な加工を連続して行います。工程の集約により複雑でありながら低コストで高精度の製品を生産しています。

用途

  • 半導体

    シリコン半導体製造、化合物半導体製造、LED製造、有機ELパネル製造

  • 冶金

    工業炉部品、非鉄金属精錬、非鉄金属鋳造、粉末合金製造、ホットプレス部品、放電プラズマ焼結部品

  • エネルギー

    太陽電池製造、燃料電池、フッ素電解

  • 電気・化学

    ガラス製造、光ファイバー製造、電極体、放電加工用電極、発熱体

  • 機械

    機械摺動部品、ベアリング、メカニカルシール

データ

代表特性値CIP成形品押出成形品モールド成形品
かさ比重(g/cm3)1.70~1.921.55~1.821.68~1.75
曲げ強度(MPa)32~9812~4012~22
圧縮強度(MPa)68~240  
電気抵抗(μΩcm)900~1750350~900700~1000
ショア硬度45~8519~4622~25
熱膨張係数(×10-6/℃)3.8~7.10.7~4.41.5~3.9
熱伝導率(W/mk)45~140130~250130~145

特殊な加工例

長尺切削丸棒加工

長尺切削丸棒加工

独自開発の専用機を使い長尺の角材を直接丸棒に切削します。φ20からφ50まで低コストで対応します。また、φ1からφ20までのものはセンタレス研磨で製作します。

細パイプ加工

各種パイプ加工

全長2000ミリを超える長尺パイプや、外径10ミリ以下で肉厚1ミリ長さ500ミリの細パイプ、外内径が多角形のパイプなど、ご要望に合わせて加工します。

アッセンブリ加工

アッセンブリ加工

カーボングラファイト、CCコンポジット、カーボンファイバー、セラミックス、金属、化成品などとのアッセンブリ加工もお引き受けします。周辺部材に関するご要望にお応えします。

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